親の家でつまずきが気になるときは、家全体を片付ける前に、寝る場所からトイレ、玄関から居間など、よく使う通り道を確認します。床の物、コード、敷物、段差、明るさを本人と見直し、設備や動作の判断が必要な部分は専門職へ相談しましょう。
本人が普段使う経路から確認する
家族が気になる物を先に捨てるのではなく、本人に「どこで歩きにくい?」「夜はどこを通る?」と聞きます。昼間に安全に見られる範囲で、床の状態や照明の位置を一緒に確認してください。
不安定な動作を再現してもらう必要はありません。物が多い場所を無理に歩いたり、暗いまま試したりせず、気になる場所の写真や説明を残します。転倒や痛み、体調の変化がある場合は、家の調整だけで済ませず医療者へ相談します。
床の物、コード、敷物を見直す
消費者庁は、自宅での転倒に注意し、通り道にコードを置かないことや、段差・階段の対策などを案内しています。道具を買う前に、どこで何に困るかを確認することが出発点です。消費者庁の転倒事故に関する案内
| 確認すること | メモの例 |
|---|---|
| 床の物 | 買い物袋、新聞、箱など。本人が使う物は取りやすい保管先へ |
| コード | 通り道を横切る線。使う家電と配置を確認 |
| 敷物 | めくれ、ずれ、段差。本人の使い方を聞く |
| 明るさ | 寝室からトイレ、玄関など。スイッチへ届くか |
| 設備 | 手すり、段差、ベッドや椅子。変更は専門職へ相談 |
一か所ずつ変えて、本人と確かめる
床から物を移しても、本人が高い所へ手を伸ばす配置になっては使いにくくなります。日常の物をどこへ戻すかまで一緒に決めてください。家具を移すときは、固定やコード、出入口の条件も確認します。
手すり、段差対策、福祉用具などは本人の状態と住まいに合う必要があります。地域包括支援センター、担当のケアマネジャー、医療の担当者などへ相談し、家族の判断だけで設置位置を決めないようにしましょう。
以下は親ナビ編集部が作成した記入用メモです。コピーし、未確認の項目はそのまま「未確認」と残してください。
場所:寝室→トイレ/玄関→居間など 気になる点:コード○、床の物○、段差○ 本人が困る場面:○○ 今日できる整理:○○、本人の了承○ 専門職へ相談:手すり/用具/動作/その他○○ 変更した日:○月○日 本人に確認すること:使いやすさ、物の取り出しやすさ 次の担当:○○
大きな片付けを急がず、次の作業へつなぐ
一度に家具を動かすより、よく使う経路の確認結果から優先順位を付けます。残す物、別の場所へ移す物、搬出を頼む物を分けると、本人の生活を保ちながら依頼しやすくなります。
大きな家具や重い物は、家族の人数だけで運べると判断しないでください。搬出は専門の相談先へ条件を伝えます。変えた後も本人の使い方を聞き、通路へ物が戻る場合は、置き場所そのものを見直しましょう。
今日、一つだけ進めるなら
親に歩きにくい場所を一つ聞き、そこを通るコードと床の物だけ確認します。本人の了承を得て、移した物の置き場所まで決めましょう。
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確認した公式情報
公式情報の確認日:2026年10月11日。表・記入例・段取りは編集部の提案です。サービスの対象・料金・受付条件や自治体の扱いは、利用前に窓口で確認してください。
住まいの確認に関する一般情報です。転倒後の体調や動作、適した介助・用具は、医療者や担当の専門職へ相談してください。
アイキャッチは確認事項をノートに記録する場面のイメージ写真で、品物・サービスの利用実例ではありません。写真:Tima Miroshnichenko/Pexels。

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